二つの山

<二つの山>

イスラエルには二つの有名な山があります。 最初の山はシナイ山です。 二番目の山はシオン山です。シナイ山はモーセが十戒を神様からもらおうと登った山です。 そのため、今でもシナイ山は律法の山と呼ばれることもあります。 そして2番目の山はシオン山ですが、エルサレム近くの山です。 シオン山はイエス様が愛した山ですが、この山を恵みの山と呼ばれることもあります。 そのため、律法を通じて義を成そうとする人はシナイ山に住む人で、また信仰を通じて義を成そうとする人はシオン山に住む人に区分できます。

ところが旧約聖書にダビデの居する山とサウルが居する山が登場する場面が出てきます。 これがサムエル記 第一 26章13節に記録されています　“ダビデは向こう側へ渡って行き、遠く離れた山の頂上に立った。彼らの間には、大きな隔たりがあった。” ここでもう少し正確に表現すればダビデがサウルの陣営がある山から渡って他の山頂に上がったと言えます。 サウルのいる山とダビデが登った山はあまりにも距離が遠く、互いに渡れない見えない壁があることを意味します。 

この山頂でダビデは大声でサウルの部下アブネルを呼びました。 するとサウルがダビデの声を聞くとダビデはサウルの槍を返すと言いました、 サムエル記 第一 26:22にこう書かれています。“ダビデは答えて言った。「さあ、ここに王の槍があります。これを取りに、若者の一人をよこしてください。”と言えば、サウルの陣営から持ってきた槍を再び返すことになります。 ダビデは自分が登った山ではサウルの槍が必要ないと判断したようです。 そしてダビデは人を死の道に導くサウルの槍はサウルが住む山だけで必要だと考えました。 

このようなことはイエス様を通じても同様に起こりました。 イエス様が十字架で死んで復活された時、私たちに驚くべき変化が起きるようになりました。 つまり、私たちもイエス様と共に昔の人が十字架で死に、イエス様と共に新しい人として復活することになりました。 この時、私たちの住む場所が変わりました 以前は律法の奴隷になってシナイ山で暮らしていた人でしたが、イエス様を通じてシオン山で暮らす人に変わりました。 シオン山に住む人は、律法の審判を恐れる必要はありません。 なぜならイエス様を信じる瞬間、義人になったからです。 しかし、シナイ山に住む人々はまだ律法の剣を恐れなければなりません。 なぜなら罪によって死に導く律法の剣はまだシナイ山に残っているからです

<두개의 산>

이스라엘은 두개의 유명한 산이 있습니다. 첫번째 산은 시내산입니다. 두번째 산은 시온산입니다. 시내산은 모세가 십계명을 하나님께 받으려고 올라갔던 산입니다. 그래서 지금도 시내산은 율법의 산으로 불려지기도 합니다. 그리고 두번째 산은 시온산인데 예루살렘 근처의 산입니다. 이산은 예수님이 사랑했던 산인데 이 산을 은혜의 산으로 불려지기도 합니다. 그래서 율법을 통하여 의를 이루고자 하는 사람은 시내산에 거하는 사람으로, 또 믿음을 통해서 의를 이루고자 하는 사람은 시온산에 거하는 산으로 구분할 수 있습니다.

그런데 구약성경에 다윗의 거하는 산과 사울이 거하는 산이 등장하는 장면이 나옵니다. 이것이 사무엘상 26장 13절에 기록되어 있습니다. “이에 다윗이 건너편으로 가서 멀리 산 꼭대기에 서니 거리가 멀더라” 여기에서 좀 더 정확하게 표현하자면 다윗이 사울의 진영이 있는 산에서 건너가서 다른 산 정상에 올라갔다고 말할 수 있습니다. 사울이 있는 산과 다윗이 올라간 산은 너무 거리가 멀고 서로 건너갈 수 없는 보이지 않은 벽이 있다는 것을 의미합니다. 

이 산 정상에서 다윗은 큰 소리로 사울의 부하 아브넬을 불렀습니다. 그러자 사울이 다윗의 음성을 듣게 되자 다윗은 사울의 창을 돌려주겠다고 말하였습니다사무엘상 26장 22절에 “다윗이 대답하여 이르되 왕은 창을 가져가게 하소서” 라고 하면 사울의 진영에서 가져온 창을 다시 되돌려주게 됩니다. 다윗은 자기가 올라간 산에서는 사울의 창이 필요하지 않다고 판단한 것 같습니다. 그리고 다윗은 사람을 죽음의 길로 인도하는 사울의 칼은 사울이 거하는 산에서만 필요하다고 생각하였습니다. 

이러한 일은 예수님을 통해서도 비슷하게 일어났습니다. 예수님이 십자가에서 죽으시고 부활하셨을 때 우리에게 놀라운 변화가 일어나게 되었습니다. 즉 우리도 예수님과 함께 옛 사람이 십자가에서 죽고  예수님과 함께 새로운 사람으로 부활하게 되었습니다. 이 때 우리가 살아가는 거처가 바뀌게 되었습니다 이전에는 율법의 종이 되어 시내산에서 살던 사람이었지만 예수님을 통해서 시온산에서 사는 사람으로 바뀌게 되었습니다. 시온산에서 사는 사람은 율법의 심판을 두려워할 필요가 없습니다. 왜냐하면 예수님을 믿는 순간 의인이 되었기 때문입니다. 그러나 시내산에 사는 사람들은 아직도 율법의 칼을 두려워 하지 않으면 안됩니다. 왜냐하면 죄로 인해 죽음으로 이끌어가는 율법의 칼은 아직도 시내산에 남아 있기 때문입니다