古いシオンと新しいシオン

「古いシオンと新しいシオン」

 (ゼカリヤ書8章1〜13節)

1. はじめに

聖書ではシオンとは、聖なる民であるイスラエルが住む山を意味します。しかし、神様を信じるイスラエルの人々が罪を犯すようになったことで、シオンの地は汚されてしまいました。その結果、シオンは神様が離れてしまった地となり、バビロンによって荒れ果ててしまいました。しかし、紀元前516年にエルサレムに神殿が建てられると、シオンの山が聖なる山として回復することを神様は約束されました。この約束は最終的さいしゅうてきに、十字架の出来事を通して成就されました。イエス様が十字架にかけられたとき、古いエルサレム神殿は崩れ去りくずれさり、復活されたときに新しい神殿が建てられました。十字架の出来事を信じる人々は、もはや古いシオンではなく、新しいシオンに住むことになります。このシオンは実を結ぶ地となり、永遠に神様の祝福が留まるとまる場所となりました。ゼカリヤ8章の御言葉を通して、新しいシオンの祝福を、今この時代にも受ける恵みが満ち溢れることを願います。

２. 本文の御言葉

1） 古いシオン (1〜2節)

2節をお読みします。”万軍の主はこう言われる。”わたしは、シオンをねたむほど激しく愛し、激しい憤りをもってこれをねたむ。”　2節では、神が古いシオンに対して激しくねたまれたと記されています。これは、シオンとそこに住む人々の堕落だらくに対する神様の怒りを意味しています。「ねたみ」というのは、自分が愛する人が自分より他の人を好きであることに憤りを感じることを意味します。 そして「ねたみ」は、自分が持っている大切なものを失うことへの不安から生まれます。

神様はご自身が創造されたご自身の民に対して、このような「ねたみ」の心を持っておられます。 神のねたみは愛のねたみであり、罪人を悔い改めに導くねたみです。神のねたみは、愛する妻が他の男と不倫の関係を結ぶ時、その罪を怒り、妻が再び自分に戻ってくるようにするために妻と他の男を苦しめる心と似ています。 申命記4章24節には次のように記されています。”あなたの神、主は焼き尽くす火、ねたみの神様である。” 神様は人が神を離れ、偶像崇拝や罪を犯すときに、ねたまれるのです。そして、その人が速やかすみやかに神様の元に戻るように、大きな苦しみを与えられます。神様のねたみは、愛から始まるので、良いものです。しかし、人間のねたみは自己中心的な欲から始まるので、罪となります。神様はイスラエルの人々が罪を犯したとき、エルサレムがバビロンによって滅ぼされるようにされました。これが神様のねたみです。それでも神様は、イスラエルの人々が悔い改めて、ご自身の元に戻ることを望んでおられました。「ねたみ」は「特別な熱心」という言葉で表現されることもあります。コリント人への手紙 第二 11:2には次のように記されています。” 私は神の熱心をもって、あなたがたのことを熱心に思っています。私はあなたがたを清純せいじゅんな処女しょじょとして、一人の夫キリストに献げるために婚約こんやくさせたのですから。”ここでの「熱心」という言葉は、敬虔なねたみと同じ意味です。神様は罪に染まったそまったシオン山をねたみ、滅ぼされました。それは、神様がシオン山を愛しておられるからこその懲らしめであり、決してシオンを他ほかに渡さないという強い愛が込められています。エゼキエル書 35:7には、次のように記されています。“わたしはセイルの山を全くの廃墟はいきょとし、そこから人の往来おうらいを絶つたつ。” ここでは神様がセイル山を滅ぼす際、「ねたみ」という言葉は使われていません。これは、イスラエル以外の異邦人が自らの罪によって滅ぼされることを意味しています。しかし、神様がシオン山を「ねたまれる」というのは、愛ゆえに一時的いちじてきに苦しみを与え、最終的には回復させるという特別な愛が込められているのです。これは紀元前518年、エルサレム神殿が完成する2年前にゼカリヤ預言者が神から受けた預言でした。この時、すでにエルサレム神殿も城壁も崩れ、シオン山は荒れ果てていました。しかし神様はイスラエルの民に神様の愛を伝えられました。神は、シオン山が聖なるものとして回復し、エルサレムの町も神様が共におられ、エデンの園のように回復することを預言されました。

今現在も私たちが神様を信じて、様々な苦難を受けることがあります。突然、愛する子供が亡くなったり、地震で家が全部倒壊とうかいしたり、愛する人と別れるわかれることもあります。 そして、このような苦難は、神様のねたみから起こることが多いです。 つまり、神様は、人々が自分より愛するものがあれば、妬まれて、すべて取り除きたいと願っておられます。神様は、私たちがサタンに騙されない方法は、ただ神様だけを信頼し、神様だけを愛することだと考えておられます。私たちが神様より子どもをもっと愛するとか、お金をもっと愛するとか、仕事をもっともっと愛すると、必ず 妬まれます。 歴代誌 第一29:11には次のように記録されています。”主よ、偉大さ、力、輝き、栄光、威厳いげんは、あなたのものです。天にあるものも地にあるものもすべて。主よ、王国もあなたのものです。あなたは、すべてのものの上に、かしらとしてあがめられるべき方です。“  しかし、これを知らず、人々からこれらのことを求めようとしたり、自分の誠実さや熱心さによって名誉と富と権威を得ようとすると、神様はそれを許されません。神様はイエス様を十字架に釘付けにされるまで人々を愛しておられます。 そうすると、人々もこのように心と命と知性を尽くして神様を愛しなければなりません。 これがマタイの福音書 22:37に記録されています。”イエスは彼に言われた。「『あなたは心を尽くし、いのちを尽くし、知性を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。』これが神様と人々が持つべき愛の関係です。

2）新しいシオン (3-8節)

3節を読んでみましょう。 “──主はこう言われる──　わたしはシオンに帰り、エルサレムのただ中に住む。エルサレムは、真実の都と呼ばれ、万軍の主の山は、聖なる山と呼ばれる。” 神様は2年後にエルサレムの神殿が完成すると、礼拝がささげられ、エルサレムは真理の都と呼ばれることを約束してくださいました。 そして、シオン山も変わって聖なる山になることを預言してくださいました。 このような預言はミカ書 4:2にも記録されています。“多くの国々が来て言う。「さあ、主の山、ヤコブの神の家に上ろう。主はご自分の道を私たちに教えてくださる。私たちはその道筋を進もう。それは、シオンからみおしえが、エルサレムから主のことばが出るからだ。“　神様の御言葉に従って礼拝がささげられるとき、その地は新しいシオン山となり、聖なる山となります。このような預言が、十字架の出来事を通して実現されました。 イエス様は、罪のために礼拝を正しく捧げられなかった人々のために十字架で死なれました。 イエス様の犠牲的な死は、人々の罪を取り除く結果をもたらしました。 これは、古いシオンが十字架で全て崩れ、イエス様の復活と共にシオンが新しくなることを意味します。詩篇48:1-2には次のように記されています。”　主は大いなる方。大いにほめたたえられるべき方。主の聖なる山、私たちの神の都で。高嶺たかねの麗しさは　全地の喜び。北の端はしなるシオンの山は大王だいおうの都。“新しくなったシオン山は、一言で表現すれば　聖なる山です。 つまり、罪のない地を意味します。神様は罪があるところを離れることになります。 しかし、十字架出来事を通して、シオン山は罪のない唯一の山になりました。 この山は神様が喜ぶ山であり、神様に対する賛美がいつも響き渡る土地です。新しいシオン山は、イエス様が復活された後からこの世界に生まれ始めました。 イエス様の復活は、この世界を新しく創造する意味があります。　ガラテヤ人への手紙 6:14,15には次のように記録されています。”しかし私には、私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが、決してあってはなりません。この十字架につけられて、世は私に対して死に、私も世に対して死にました。割礼を受けているか受けていないかは、大事なことではありません。大事なのは新しい創造です。“　 世界がわたしに対して十字架につけられ、わたしが世界に対して十字架につけられることが、聖書が言う新しい創造です。イエス様の十字架の出来事は、霊的に非常に大きな変化を起こしました。 つまり、イエス様を信じる人々にとっては、古い世界が十字架で滅ぼされ、消えるようになりました。 もちろん、罪深い自分自身も十字架で死に、消えるようになりました。 そして、自分自身も世界も新しく創造されました。 これは、古いシオンが十字架につけられ、イエス様の復活と共に新しいシオンが創造されたのと同じです。コリント人への手紙 第二 5:17には次のように記されています。“ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。” ここで、キリストによって生まれ変わった人々は、新しい被造物になったということを意味します。 そして、これと共に、すべてのものが新しくなったということを意味します。この新しい創造は、イエス様の復活とともに始まりました。十字架の出来事後、罪人が義人として新しく創造されました。 そして、朽ちるものが 朽ちないものとして新しく創造されました。 そして、エルサレムが崩れ、永遠に崩れないエルサレムが創造されました。 ねたみを受けたシオン山も聖なる山として新しく創造されました。

4節を読んでみましょう。“──万軍の主はこう言われる──再び、エルサレムの広場に、老いたおいた男、老いた女が座り、みな長寿ちょうじゅで手に杖を持つ。”　新しい神殿がエルサレムに建てられると、長生きする人が増えると神様は言われます。神様は私たちが健康で長生きし、神様の栄光を表す人生を望んでおられます。神様は、私たちが突然事故に遭って死んだり、病気にかかって苦しむことを望んでおられません。 今、礼拝が新しいエルサレムの神殿で回復されれば、災難さいなんと戦争がなくなり、平和と祝福が来ることを神様は約束してくださいました。

7-8節を読んでみましょう。“万軍の主はこう言われる。「見よ。わたしは、わたしの民を　日の出る地と日の沈む地から救い、彼らを連れ帰り、　エルサレムのただ中に住まわせる。このとき、彼らはわたしの民となり、　わたしは真実と義をもって彼らの神となる。“　神様は十字架の出来事を通して新しく人々を創造することにしました。この時、イスラエル人だけでなく、誰でもイエス様を信じて悔い改めれば、神の民としてくださることを約束してくださいました。それで、太陽が昇る地と太陽が沈む地で、悔い改め、イエス様を信じることにしたすべての人々を救うことを預言してくださいました。 それで、神様は彼らをエルサレムに導き、礼拝をささげることを計画されました。 このエルサレムは、シオン山があるところです。

今、白人はくじんも黒人こくじんも黄色人種も関係ありません。 男も女も、金持ちも貧乏人びんぼうにんも、誰でもイエス様を信じさえすれば、差別なくシオン山の主人になることができます。

3）実を結ぶシオン (9～13節)

12節を読んでみましょう。" それは、平安の種が蒔かれ、ぶどうの木が実を結び、地が産物を出し、天が露を滴らすたらすからだ。わたしはこの民の残りの者に、これらすべてを受け継がせる。“　罪を犯したアダムがエデンの園から追い出された時の人生は、茨とアザミの茂るしげる荒野の生活でした。 しかし、イエス様の十字架の出来事を通して罪が消えたシオン山は、平安の種が蒔かれた地でした。 そして、ぶどうの木が実を結ぶ豊かな生活が行われる地となりました。 このようなシオン山についてエゼキエル書 34:13では、次のように預言しています。”わたしは諸国の民の中から彼らを導き出し、国々から彼らを集め、彼らの地に連れて行き、イスラエルの山々や谷川のほとり、またその地のすべての居住地きょじゅうちで彼らを養う。“これがぜガリヤが聞いた預言の言葉と同じです。 つまり、世界のすべての民族の中に散らばっている人々を引き上げ、イスラエルの山に連れてくることを聖書は約束しています。エゼキエル書 34:14には、神の民、つまり罪のない人々が祝福されるという御言葉が記録されています。”わたしは良い牧草地で彼らを養い、イスラエルの高い山々が彼らの牧場となる。彼らはその良い牧場に伏し、イスラエルの山々の肥えた牧草地で養われる。“　シオン山はイエス様を信じて義人が住む地です。今、イエス様を信じて神の国に入った人々は永遠にシオン山に住むことになります。神様は今、宣教師や牧師を立て、信仰の聖徒を送って、罪人たちを悔い改めさせる働きをしています。そして、イエス様を信じて教会に出るように伝道しています。これがぜガリヤ預言者が見た幻と御言葉ですが、今この時代に実現されています。

3.まとめ

ゼカリヤ預言者は、新しいエルサレム神殿が建てられる2年前であるB.C 518年に神様の御言葉を受け取りました。 それは、神の聖なる妬みによって古いシオンが崩れ、新しいエルサレム神殿を通して新しいシオンが建てられるという御言葉でした。 神様は私たちを愛しておられるので、私たちが罪を犯した時、私たちがサタンに奪われないように妬みまれます。 神様の妬みは、罪人に苦難をもたらしますが、最終的には神様に戻るようにする祝福になります。この神様の愛の嫉妬を通して、イスラエルの人々は悔い改め、神様に戻ってきました。 この時、エルサレムは礼拝が回復され、新しいシオンが建てられます。これは結局、イエス様の十字架の出来事を通して成就されました。 イエス様が十字架で私たちのすべての罪を背負って死んで復活された時、新しいシオンは建てられました。2000年前に新しく創造されたシオン山にイエス様を信じる人々が住むようになり、豊かな信仰と義の実を結んで生きる祝福がもたらされました。

     “옛 시온과 새로운 시온”

    (스가랴서 8장 1~13절)

1.     시작하는 말

시온이라는 것은 거룩한 백성인 이스라엘이 사는 곳을 의미합니다.  그러나 하나님을 믿는 이스라엘 사람들이 죄를 짓게 되자 시온 땅은 더럽혀지게 되었습니다 그러자 시온은 하나님이 떠난 땅이 되었고 바벨론에 의해서 황폐하게 되었습니다. 그러나 B.C 516년에 예루살렘에 성전이 지어지게 되면 시온산이 거룩하게 회복될 것을 하나님은 약속하셨습니다. 이러한 약속은 결국 십자가의 사건을 통해서 성취되었습니다. 예수님이 십자가에서 못 박히셨을 때 옛 예루살렘 성전이 무너지고 부활하셨을 때 새로운 성전이 세워지게 되었습니다. 십자가의 사건을 믿는 사람들은 옛 시온이 아니라 새로운 시온에서 살게 됩니다. 이 시온은 열매를 내는. 땅이 되었고 영원히 하나님의 축복이 머무르는 곳이 되었습니다. 스가랴 8장 말씀을 통해서 새로운 시온의 축복을 지금 이 시대에 얻는 은혜가 충만하기를 바랍니다. 

2.     본문 말씀

1) 옛 시온 (1~2절)

2 절을 읽겠습니다. “만군의 여호와가 이같이 말하노라 내가 시온을 위하여 크게 질투하며 그를 위하여 크게 분노함으로 질투하노라” 2절에서는 하나님은 옛 시온에 대해서 크게 질투하셨다고 기록하고 있습니다. 이것은 시온과 시온에 살고 있는 사람들의 타락에 대해 하나님의 분노가 임하고 있음을 의미합니다. 질투라는 것은 자기가 사랑하는 사람이 자기보다 다른 사람을 더  좋아하는 것에 대해  분하게 여기는 것을 의미합니다. 그리고 질투는  자신이 가지고 있는 소중한 것을  잃게 될 것에 대한  불안으로부터 생깁니다. 하나님은 이렇게 자신이 창조한 자신의 백성들에게 대해 질투의 마음이 있습니다. 신명기 4: 24에서는 다음과 같이 기록하고 있습니다. "네 하나님 여호와는 소멸하는 불이시요 질투하는 하나님이시니라” 하나님의 질투는 사랑의 질투요 죄인을 회개에 이르게 하는 질투입니다. 하나님의 질투는 사랑하는 아내가 다른 남자와 불륜의 관계를 맺을 때 그 죄를 분노하며 아내가 다시 자신에게 돌아오게 하기 위해서 아내와 다른 남자를 괴롭히는 마음과 유사합니다. 하나님은 사람이 하나님을 떠나 우상숭배를 하거나 죄를 지을 때 질투하십니다. 그래서 그 사람이 속히 자신에게 돌아오도록 큰 고통을 줍니다. 하나님의 질투는 사랑에서 시작됩니다. 그래서 하나님의 질투는 선한 것입니다. 그러나 인간의 질투는 자신의 이기적인 욕심에서 시작됩니다. 그래서 이러한 질투는 죄가 됩니다. 하나님은 이스라엘 사람들이 죄를 지을 때 예루살렘이 바벨론에게 멸망당하도록 하였습니다.. 이것이 하나님의 질투입니다. 이렇게 해서라도 이스라엘 사람들이 회개하고 자신에게 돌아오기를 바라셨던 것입니다. 질투는 열심이라는 단어로 표현되기도 합니다. 고린도후서 11:2에는 다음과 같이 기록하고 있습니다.  “내가 하나님의 열심으로 너희를 위하여 열심을 내노니 내가너희를 정결한 처녀로 한 남편인 그리스도께 드리려고 중매함이로다” 여기에서 열심이라는 단어가 경건한 질투와 의미가 같습니다. 하나님은 죄로 물들어 있던 시온산을 질투하셔서 멸망을 시키셨습니다. 이 말씀은 하나님이 시온산을 사랑해서 징계를 했다는 것과 비슷합니다. 이것은 절대로 시온산을 뺏기지 않겠다는 의미가 담겨 있습니다. 에스겔 35:7에는 다음과 같이 기록하고 있습니다. “ 내가 세일 산이황무지와 폐허가 되게 하여 그 위에 왕래하는 자를 다 끊을지라” 여기에서 하나님이 세일 산이 멸망되는 것에 대해서 질투라는 표현을 사용하지 않습니다. 이것은 이스라엘 사람이 아닌 이방인이 자신의 죄로 인해 멸망당하는 것을 의미합니다. 그러나 하나님은 시온산에 대해서 질투하였다는 것은 사랑때문에 잠시 시온산이 고통을 당하고 다시 회복시키겠다는 특별한 사랑이 담겨있습니다. 이것이 B.C 518년에 새로운 성전에 완성되어지기 전 2년전에 스가랴 선지가가 하나님께 받은 예언이었습니다. 이 때 이미 예루살렘성전과 성은 무너져 있고 시온 산은 황무지가 된 상태입니다. 그러나 하나님은 이스라엘 사람들에게 하나님의 사랑을 전하고 있습니다. 이제 하나님은 시온산이거룩하게 회복될 것이고 예루살렘 성도 하나님이 함께 하며 에덴동산처럼 회복될 것을 예언하고 있습니다. 지금도 우리가 하나님을 믿으며 여러가지 고난을 당하는 경우가 있습니다. 갑자기 사랑하는 자녀가 죽기도 하고 지진으로 집이 모두 무너지기도 합니다. 그리고 사랑하는 사람들과 헤어지는 경우도 있습니다 이러한 고난은 하나님의 질투에서 일어나는 경우가 많습니다. 즉 하나님은 사람들이 자신보다사랑하는 것이 있다면 질투하시면서 모두 없애기를 원하십니다. 하나님은 우리가 사탄에 속지 않는 방법은 오직 하나님만을 신뢰하고 하나님만을 사랑하기를 원하고 있습니다. 우리가 하나님보다 자녀를 더 사랑한다거나 돈을 더 사랑한다거나 일을 더욱 더 사랑하면 반드시질투하십니다. 역대상 29:11 에는 다음과 같이 기록하고 있습니다. “ 여호와여 위대하심과 권능과 영광과 승리와 위엄이 다 주께 속하였사오니 천지에 있는 것이 다 주의 것이로소이다 여호와여 주권도 주께 속하였사오니 주는 높으사 만물의 머리이심이니이다” 모든 것이 하나님께로부터 나옵니다 그런데 이것을 모르고 사람들로부터 이러한 것들을 구하려고 하거나 자신의 성실함이나 열심을 통하여 명예와 부와 권위를 얻으려고 하면 하나님이 그것을 허락하지 않습니다. 하나님은 예수님을 십자가에서 못 박혀 죽이시기까지 사람들을 사랑하십니다. 그러면 사람들도 이처럼 마음과 생명과 뜻을 다하여 하나님을 사랑하여야 합니다. 이것이 마태복음 22:37 에 기록되어 있습니다“예수께서 이르시되 네 마음을 다하고 목숨을 다하고 뜻을 다하여 주 너의 하나님을 사랑하라 하셨으니” 이것이 하나님과 사람들이 가져야 할 사랑의 관계입니다. 

2) 새로운 시온 (3~8절)

3절을 읽겠습니다. “여호와가 이같이 말하노라 내가 시온에 돌아와 예루살렘 가운데에 거하리니 예루살렘은 진리의 성읍이라 일컫겠고만군의 여호와의 산은 성산이라 일컫게 되리라” 하나님은 2년후에 예루살렘 성전이 완성되면 예배가 드려지게 되고 예루살렘은 진리의성읍이라고 불려질 것이라는 것을 약속해 주셨습니다. 그리고 시온산도 변하여 거룩한 산이 될 것이라고 예언해 주셨습니다. 이러한 예언의 미가 4:2에서도 기록되어 있습니다.  “곧 많은 이방 사람들이 가며 이르기를 오라 우리가 여호와의 산에 올라가서 야곱의 하나님의 전에 이르자 그가 그의 도를 가지고 우리에게 가르치실 것이니라 우리가 그의 길로 행하리라 하리니 이는 율법이 시온에서부터 나올 것이요여호와의 말씀이 예루살렘에서부터 나올 것임이라” 하나님의 말씀에 따라서 예배가 드려질 때 그 땅은 새로운 시온산이 되고 거룩해집니다. 이러한 예언이 말씀이 십자가의 사건을 통해서 이루어지게 되었습니다. 예수님은 죄로 인해 예배를 제대로 드리지 못했던 사람들을위해서 십자가에서 죽으셨습니다. 예수님의 희생적인 죽음은 사람들의 죄를 없애 주는 결과를 가지고 왔습니다. 이것은 옛 시온이 십자가에서 모두 무너지고 예수님의 부활과 함께 시온이 새로워지는 것을 의미합니다. 시편 48:1-2에는 다음과 같이 기록하고 있습니다. “ 여호와는 위대하시니 우리 하나님의 성, 거룩한 산에서 극진히 찬양 받으시리로다 터가 높고 아름다워 온 세계가 즐거워함이여 큰 왕의 성 곧북방에 있는 시온 산이 그러하도다

새롭게 된 시온산은 한마디로 표현한다면 거룩한 산입니다. 즉 죄가 없는 땅을 의미합니다. 하나님은 죄가 있는 곳을 떠나게 됩니다. 그런데 십자가 사건을 통해서 시온산은 죄가 없는 유일한 산이 되었습니다. 이 산은 하나님이 즐거워하는 산이고 하나님께 대한 찬양이 늘 울려퍼지는 땅입니다. 새로운 시온산은 예수님이 부활하신 후부터 이 세상에 생겨나기 시작하였습니다. 예수님의 부활은 이 세상을 새롭게창조하는 의미가 있습니다. 

갈라디아서 6:14-15 에는 다음과 같이 기록하고 있습니다. “그러나 내게는 우리 주 예수 그리스도의 십자가 외에 결코 자랑할 것이 없으니 그리스도로 말미암아 세상이 나를 대하여 십자가에 못 박히고 내가 또한 세상을 대하여 그러하니라 할례나 무할례가 아무 것도 아니로되 오직 새로 지으심을 받는 것만이 중요하니라” 세상이 나를 대하여 십자가에 못 박히고 내가 세상을 대하여 십자가에 못 박히는 것이 성경에서는 말하는 새로운 창조입니다. 예수님의 십자가의 사건은 영적으로 매우 큰 변화가 일으켰습니다. 즉 예수님을 믿는 사람들에게는  옛 세상이 십자가에서 멸망당하고 사라지게 되었습니다. 물론 죄가많은 자신의 옛 사람도 십자가에서 죽고 사라지게 되었습니다. 그리고자신도 세상도 새롭게 창조되었습니다. 이것은 옛 시온이 십자가에 못박히고 예수님의 부활과 함께 새로운 시온이 창조된 것과 마찬가지입니다. 고린도후서 5:17에서는 다음과 같이 기록하고 있습니다.  “그런즉 누구든지 그리스도 안에 있으면 새로운 피조물이라 이전 것은지나갔으니 보라 새 것이 되었도다” 여기에서 그리스도를 통하여 거듭난 사람들은 새로운 피조물이 되었다는 것을 의미합니다. 그리고 이와 함께 모든 것이 새롭게 되었다는 것을 의미합니다. 이것이 새로운 창조입니다. 이 새로운 창조는 예수님의 부활과 함께 시작되었습니다.십자가 사건이후에 죄인이 의인으로 새롭게 창조되었습니다. 그리고 썩어질 것이 썩지 않을 것으로 새롭게 창조되었습니다. 그리고 예루살렘이 무너지고 영원히 무너지지 않는 예루살렘이 창조되었습니다. 질투를 받던 시온산도 거룩한 산으로 새롭게 창조되었습니다.  

4절을 읽겠습니다. “ 만군의 여호와가 이같이 말하노라 예루살렘 길거리에 늙은 남자들과 늙은 여자들이 다시 앉을 것이라 다 나이가 많으므로 저마다 손에 지팡이를 잡을 것이요” 새로운 성전이 예루살렘에 세워지게 되면 장수하는 사람이 늘어날 것이라고 하나님은 말씀하십니다. 하나님은 우리가 건강하고 장수하며 하나님의 영광을 나타내는 삶을 원하십니다. 하나님은 우리가 갑자기 사고를 당하여 죽거나병에 걸려서 고통받는 것을 원하지 않습니다.  이제 예배가 새로운 예루살렘 성전에서 예배가 회복되게 되면 재앙과 전쟁이 사라지며 평화와 축복이 올 것을 하나님을 약속해 주셨습니다. 

 7~8절을 읽겠습니다. “ 만군의 여호와가 이같이 말하노라 보라, 내가 내 백성을 해가 뜨는 땅과 해가 지는 땅에서부터 구원하여 내고 인도하여다가 예루살렘 가운데에 거주하게 하리니 그들은 내 백성이 되고 나는 진리와 공의로 그들의 하나님이 되리라” 하나님은 십자가의사건을 통해서 새롭게 사람들을 창조하기로 하였습니다 이 때 이스라엘 사람뿐만 아니라 누구든지 예수님을 믿고 회개하면 하나님의 백성으로 삼아주실 것을 약속해주셨습니다. 그래서 해가 뜨는 땅과 해가 지는 땅에서 회개하고 예수님을 믿기로 한 모든 사람들을 구원할것을 예언해 주셨습니다. 그래서 하나님은 그들을 예루살렘으로 인도하셔서 예배를 드리게 하실 것을 계획하였습니다. 이 예루살렘에 시온산이 있습니다.이제 백인이든 흑인이든 황인족이든 상관이 없습니다. 남자와 여자이든 부자이든 가난한 자이든 누구든지 예수님을 믿기만 하면 차별이 없이 영적인 시온산의 주인이 될 수가 있습니다.

3)     열매맺는 시온 (9~13절)

12절을 읽겠습니다. “ 곧 평강의 씨앗을 얻을 것이라 포도나무가 열매를 맺으며 땅이 산물을 내며 하늘은 이슬을 내리리니 내가 이 남은백성으로 이 모든 것을 누리게 하리라” 죄를 지었던 아담이 에덴동산에서 쫓겨났을 때의 인생은 가시덤불과 엉겅퀴가 나는 광야의 삶이었습니다. 그러나 예수님의 십자가의 사건을 통해서 죄가 사라진 시온산은 평강의 씨앗이 뿌려진 땅이었습니다. 그리고 포도나무가 열매를 맺는 풍성한 삶이 이루어지는 땅이 되었습니다. 이러한 시온산에 대해 에스겔 34:13에서는 다음과 같이 예언하고 있습니다. “내가 그것들을 만민 가운데에서 끌어내며 여러백성 가운데에서 모아 그 본토로 데리고 가서 이스라엘 산 위에와 시냇가에와 그 땅 모든 거주지에서 먹이되” 이것이 스가랴가 들은 예언의 말씀과 동일합니다. 즉 세계 모든 민족가운데 흩어져 있는 사람들을 끌어내어 이스라엘 산으로 데리고 오는 것을 성경은 약속하고 있습니다. 에스겔 34:14에는 하나님의 백성들 즉 죄가 없는 사람들을 축복받는 말씀이 기록되어 있습니다  “좋은 꼴을 먹이고 그 우리를 이스라엘 높은 산에 두리니 그것들이 그 곳에 있는 좋은 우리에 누워 있으며 이스라엘 산에서 살진 꼴을 먹으리라” 시온산은 예수님을 믿어의인이 된 사람들이 사는 땅입니다. 지금 예수님을 믿어 하나님 나라에 들어온 사람들은 영원히 시온산에서 살게 됩니다. 하나님은 지금선교사나 목사들을 세우시고 믿음의 성도들을 보내어서 죄인들을 회개하게 하는 일을 하고 있습니다 그리고 예수님을 믿고 교회에 나오도록 전도를 하고 있습니다. 이것이 스가랴 선지가가 본 환상과 말씀인데 지금 이 시대에 이루어지고 있습니다

3.     마치는 말

스가랴 선지자는 새로운 예루살렘 성전이 지어지기 2년전에 하나님의 말씀을 받았습니다. 그것은 하나님의 거룩한 질투로 인해 옛 시온이 무너지고 새로운 예루살렘 성전을 통해서 새 시온이 세워지는 말씀이었습니다. 하나님은 우리를 사랑하셔서 죄를 지을 때 우리가 사탄에게 빼앗기지 않기 위해서 질투를 합니다. 하나님의 질투는 죄인에게 고난을 가져다 주지만 결국은 하나님에게 돌아오게 하는 축복이 됩니다. 이 하나님의 사랑의 질투를 통해서 이스라엘 사람들은 회개를 하고 하나님에게 돌아왔습니다. 이 때 예루살렘은 예배가 회복되어지고 새로운 시온이 세워집니다. 이것은 결국 예수님의 십자가의 사건을 통해서 성취되었습니다. 예수님이 십자가에서 우리의 모든 죄를 짊어지고 죽으시고 부활하실 때 새로운 시온은 세워졌습니다. 2000년에 새롭게 창조된 시온산에 예수님을 믿는 사람들이 살게 되었고 풍성한 믿음과 의의 열매를 맺고 살아가는 축복이 임하게 되었습니다.